白河甚平と吠え壺の創作小説(ハレルヤ館)

YouTube用の朗読動画のための小説と挿絵のUP、ハレルヤ館(ココナラ)でご依頼いただいた作品をUPしております。

2020-01-01から1年間の記事一覧

ハッピーメリークリスマス! ハレルヤ館

メリークリスマス! 少しでも貴方様の胸にクリスマスの思い出が残りますように。 イラストとクリスマスソングを贈らせていただきます♪ 童話の世界 クリスマスソング youtu.be 下記2つのランキングに参加しております。 押していただきますと嬉しいです。 ミ…

マチコアイシテル 6話

―呼応し合う魂ー いつの間にか男の泣く声が途切れ、 無音の恐怖が襲いかかって来た。 私は今、地面を遠く離れ、空中でゆっくりと回転している。 暗黒であるべき世界がこんなに明るいのは、 無数に光る星のせいだ。 私はたった一人で無限の宇宙に放り出された…

マチコアイシテル 5話

「いっぱい泣いたのね、目がカラカラになってるわ・・・」 ママの手がやさしく男の頬を包むと、みるみるうちに男の目に涙が溢れた。 ママの両手の中にうなだれるように顔を埋めた男の背中が、小刻みに震える。 小さな嗚咽がだんだん大きな泣き声に変わり、 …

聖書のサイトのトップ絵を描かせていただきました。 ハレルヤ館

小羊のラフ画をもとにしてトップ絵を描かせていただきました。 小羊の毛並みの綺麗さともこもこ感が出せたと思います。 青々した雑草、美味しそうに食べてるんだろうなあ。 kotodori.chottu.net 聖書に関する日記のサイトです。 とても勉強になります。 下記…

マチコアイシテル 4話

男が視線を手から自分の胸に移す。 白いカッターシャツの胸元に ポツッと赤黒い染みが浮かび上がり、 やがてその染みが胸全体に広がっていく。 男は目を大きく見開き、眉を寄せ、口を開けたまま 驚嘆の表情をしてママを見上げた。 男の目は水分を失い、まる…

マチコアイシテル 3話

―血まみれの男ー 男の様子はあきらかに変だった。 年の頃は二十代の中頃、 背広姿が様になっているから、 サラリーマンといったところか。 カウンターの上に肘をついて、自分の両手を見ながら 何やらブツブツとつぶやいている。 ママが男の側に近寄って行っ…

マチコアイシテルの絵コンテ完成です。

YouTubeの朗読動画、 ママの店の番外編『マチコアイシテル』の絵コンテを完成しました。これで付けたしと変更がなければ、これからは一枚ずつ挿し絵を描いていきたいと思います。

絵コンテ

絵コンテ、そろそろ完成です。 あと、二枚か、三枚のスチールになるかとおもいます。

ココナラでチラシ作成を請け負いました。ハレルヤ館

ココナラでA4チラシの両面作成を請け負いました。 背景のイメージと全体的なカラー、お客様のご希望をお聞きして このような感じに作成させていただきました。 2年間〇祭(敢えて伏字)でチラシ作成をしていましたので 今回の業種はとてもやりがいがあっ…

マチコアイシテルの絵コンテ

マチコアイシテルの絵コンテの制作途中です。 あともう少しでおわります。

絵コンテ

ここまで描けた。 半分はできたかな。

マチコアイシテル 2話

店の中に入ると、 ワイシャツの上に、同系色の 白い V ネックのベストを着た中田先生と、 緑と黄色の太い横じまの T シャツに 半ズボンの良太君がカウンターにいた。 良太君はまた柴犬のような子犬を連れている。 「こんにちは」と私が二人に挨拶をすると、 …

マチコアイシテルの絵コンテです。

マチコアイシテル 1話

―彼岸の浜辺― 昭日町(あけびまち)の自宅にいた。 机の上には何も書いていない原稿用紙が乗っている。 明日提出しないといけないのだが、 何を書けばいいのか分からなくて さっきから溜息ばかりついている。 私はもう考えるのをやめた。 いくら考えても書けな…